対決企画

〜  パン  VS ベニヤ板 〜

戦え……!

勝つのは誰だ!?

◆ 対決企画・経緯 ◆

それは彼の何気ない一言から始まった……
パンさんは何気なく、知り合いの1人であるベニヤ板に
バトンを渡したつもりだった……

しかし……!

ベニヤ板はパンさんの紹介を……
『脱衣研究者』
……と一言で切り捨てる!

パンさんはすかさず……
『異端な人が何を言っているんだ!』
……と反論!

その後も……
『脱衣研究なんてやってる人に異端なんて呼ばれたくないね!』
『そもそも異端なんだから、誤解を招くような発言は慎みたまえ!
 ま、君のオツムは異端だから、無理な相談だと思うがなー』
……と、両者一向に譲らず。
まったく大人気無いこと、この上ない。

それなら第三者に決着を付けてもらおうじゃないか!
と、いうわけで現在に至る。


いざ、尋常に!

さて、この勝負。
賭けるものは、お互いのプライド!
と、いうわけで。
勝敗により、以下罰ゲームを用意。

また、10票もの大量差が付いた場合、
罰ゲームの内容を更に追加。
身の程知らずには、お灸を据えてやらんとなあっ!!

〜・〜・〜・〜・〜・〜・〜・〜・〜

勝利条件と罰ゲーム内容

1.『ベニヤ板の方が異端』が1位だった。

→パンさんの勝利!
パンさんは勝利宣言を堂々と行う事が可能です。
ベニヤ板は自分が異端だという事を認めなくてはなりません。
あと、シナリオ1本、即興でも何でも書いて献上してもらいます。

追加罰ゲーム
ベニヤ板のHNはベニヤ異端に変更!
そのHNでシナリオ一本書き上げるまで、
お前は永遠に異端の烙印を背負い続けるのだ!!


2.『パンの方が異端』が1位だった。

→ベニヤ板の勝利!
ベニヤ板が堂々と勝利宣言を行う事が可能です。
パンさんには何か絵を描いて頂きます。
そして、脱衣マスターという事を認めなくてはなりません。

追加罰ゲーム
サイトの背景をピンク色にして、ブルクリから、
エロクリにサイトを最低一ヶ月改装していただきます。
己自身のピンクによって悶え苦しむがいい!!


3.投票数がまったく同じだった場合

勝負はお預け。
ふん、命拾いしたじゃねぇか!

なんだか知らないが、大量票の割に同じだった場合……
どうも胡散臭いので、ベニヤ板かパンの知り合いの誰か
ビキニカラテのプレイレビューでもして頂きます。
(※本人未承諾なので、とりあえず進言だけ)


4.投票数が20票未満

打ち切り。知らぬ間に消え去ります。
(´・ω・`) サビシス
※20票越えたので、打ち切りは無くなりました。

新たなる伝説の幕開けへ……

異端伝説トウヒョウケイカ
SPECIAL


2006年10月20日、その戦いは始まった。
「カモォーン、ベニィィ!!」
「パァァァンッッ!!」
パンが衣服を脱ぎ捨てる。
それが投票開始の合図。
ベニヤ板は全力でパンに向かって駆け出した。

フェイントはかけない、思い切り票を捻り込む。
だがしかし、オープニングヒットはパンの方だった。
脱衣することによって、空気抵抗を少なくしていた彼の速度は
ベニヤ板を凌駕していたのだ。
そして、その速度、威力は既に過去の比を超えていた。
それでも、ベニヤ板は食らい付く。
ここで離されたら、もう終わりとでも言うように。
だがパンは百戦錬磨の猛者だった。
蝶のように舞い、蜂のように刺し、ベニヤ板を翻弄する。
その差(約3票)は一向に縮まらず、しかし広がりもしなかった。
それはまるでベニヤ板を嘲笑するかのように――

それは鉄壁の防御。絶対不可侵の領域。
それでもベニヤ板は諦めない。
だがパンは甘くない。
そのまま凌ぎ切ってしまうかに見えた。
しかし、それは違った。
――彼は笑ったのだ。
それは余裕の笑みだったのかもしれない。
それとも無駄な事に命を費やすベニヤ板への嘲笑かもしれない。
真偽の程はパンにしか分からない。
ただ1つ言える事は――
それはベニヤ板にとって待ちに待った隙を見せた瞬間だった。
嵐のように唸りを上げる投票がパンの肉体を吹き飛ばす。
普通の人ならば、そこ(8票差)で決着は付いていた。
だがパンは普通と呼ぶには非凡すぎた。
歩んできた道のりが、彼のプライド、そして強さ。

――パンの瞳から余裕が消えた――

決着を急いだベニヤ板が、パンの餌食になったのは、その直後だった。
完全に、美しいまでの勢いで入ったカウンター。
それは8票差を覆し、ベニヤ板に投票を刻み込む。
しかしパンには分かっていた、この程度で終わることは無いと。
それを裏付けるかのように、
正面には、確かに両の足で立っている、ベニヤ板の姿。
まだ、状況は五分。

パンがベニヤ板を斜めに見て笑う。
いつものエロい笑みとは違う、穏やかな微笑み。
そして、心底嬉しそうに笑って地を駆けた。

それは永遠に変わらない、永久不変の真理。
戦いの時代であろうと、平和な時代であろうと、それは変わらない。
異端たちは本能のままに異端であり続ける。

この世の誰もが愚者と笑ったとしても、異端に生きる者達は笑わない。
笑う権利など無い。いや、心から笑える人間など居はしない。
人は異端を蔑み、恐れ、そして憧れる。
自らも異端になりたいと、普通の道を踏み外す。
その連鎖が歴史を形作り、同じだけの哀しみを生む。
この投票も数限りないそれの一つに過ぎないのかも知れない。

だが、今この瞬間の二人の異端の輝きは永遠に、
伝説として受け継がれるべき尊い物だ。

それを証明するコメントがパンに打ち付けられる。
同時に、パンも票を返す。
飛び交う投票、舞うコメント。
それらは宝石のようにキラキラと輝いた。

そして――

拳を伸ばせば触れ合う間合いで、互いの投票が吠えた。
世界が白くなった。それは何も無い世界。
完全なる、無の世界。
刻の止まったその中で、ただエロクリという文字だけが、
ピンクという色を主張していた。

コメントが荒れ狂い、投票の嵐(10票差)が吹き荒れる。
パンはベニヤ板のほうへ手を伸ばす。
それはエロクリに対する明確な拒絶。
パンの手が10票以内の差となってベニヤ板に触れる。
しかし、牙を向くベニヤ板の眼にはそれさえ映っていない。

そして、もう一度――

無心で打ち込んだ投票はコメントを伴って、
パンの身体を宙(20票差)に舞わせた。
そして飛んでいく。
その男を縛っていた重力から解放するように、無残に空を滑っていく。
敗北か、考えない結末ではなかった。
このままエロクリにまで堕ちてしまうのか。

――――

声が聞こえた、ような気がする。
無粋で、悲痛な声が現実に引き戻す。
浮遊感が不意に途切れた。腕を掴まれている。
誰が? そんなもの、1人しかいない。
顔を上げる、睨んだその先には悲痛な顔があった。
しかし、それでも、10票差は埋まらない。

情けなど、いらぬ。(既にエロクリ準備中)
パンは腕を振り払い、そして言った。
会心の、エロい笑みで――

「Good-bye」

と。

堕ちていく。
もう覚悟が決まったか、もう終わった後だからか、
時間はゆっくりと進んでいる。
相手は腕を伸ばしたまま情けない顔をしている。良い気味だ。
その先、空に広がる永遠の青。
ブルークリエイター。
彼の愛したサイト。最期の瞬間まで、片時も手放したくない。

「僕が負ければエロクリとなろう。ベニヤ板が負ければベニヤ異端だ」

それを聞いた時のベニヤ板の悲しげな顔が頭を過ぎる。
何故そんな哀しい顔をしている?
笑え、笑うと良いベニヤ板。僕は笑っているぞ。

この青いサイトと共に眠れるのなら、それ以上に望むものはない。

――良い人生だった。


確かにそのモノたちは存在した。
異端に全てを捧げたモノがいた……
普通である事に身を焦がすモノがいた……

「正義など問題ではない」

ただ勝者が生き――                
                敗者が散っていく――

「それだけである」



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(元)エロークリエイター