プレイアビリティとオサレな言い回しだけど、
ようは快適性、遊びやすさといった所であろう。
実はプレイアビリティといっても様々で、
先月の匿名の感想では動作の重い箇所でイライラしたとあったけど、
あれもプレイアビリティが悪い状態という意味にもなる。
他にも難易度が高いと遊びにくいのは明白だけど、
じゃあ簡単ならいいのか、とか、そういう問題じゃあないのは、
少し考えれば分かることだと思う。
前者は普通に動く人からすればプレイアビリティは低くないし、
後者の難易度についてはさっきの通り。
料理は歯ごたえも味のひとつということですね。
こういう人によって変わるものがある一方で、
コンシューマー機のような、性能は一律だから、
大体受ける印象は同じということになると分かり易くなる。
・バグがある。
・操作、コントローラーの反応が鈍い。
・ロード時間が長いくせに頻繁に発生する。
・何をしていいか分からない→手探りで探していたら死ぬ。
↓極まってくるとこうなる。
まぁ、これ極端な例だしプレイアビリティだけじゃないんだけど、
大体、操作性の悪さやシステムの不親切さはツッコミ入ってたりする。
商業でこれなんだから、アマチュアでどれだけかお分かり頂けるだろうか。
例えばプレイアビリティを犠牲にしてもやりたいことをやる、ということもある。
所詮商業に関係無いアマチュア。自分のやりたいことを優先するべきだろう。
なるほど、その意見はもっともだ。
ただ、その煽りを受けるプレイヤーがどう思うかはお察しである。
そしてこういう一部の人はすぐ「じゃあプレイアビリティは最優先ッスね」と、
極論に持っていくのだけど、これもまた馬鹿な話でしかなく、
そんな意見は後述するプレイアビリティの評価として適切とは言い難い。
そもそも自分のやりたいことも出来ないのは普通に作っていてつまらんだろう。
だから、その辺のバランスを見極めて作ろうね、というお話。
それにこれ、どう思うかは受け手次第だから、
実際は突きあわせて調整するしかあるまい。
勘違いと思えばほっときゃいいし、
一理あると思ったなら、
ただ認めて、次の糧にすればいい。
それが大人の特権だ。
さて。
こういうプレイアビリティでひとつ重要なことがある。
これ、減点にはなれど、余程のことじゃないと加点にはならないんだよね。
例えばロード地獄だけど良作だった評価はこんな言葉が出るだろう。
「○○って面白いよな!
ロードが長いけど」
で、仮にロード時間の修正をした場合だと、
「ロードが長いけど」が無くなるだけ。
ゲームの評価(○○って面白いよな!)としては特に変わっていない。
あくまでも重要なのはゲーム部分である。当たり前だけど。
仮にプレイアビリティが低くても、加点部分が多ければ良い、とも解釈できる。
出来るけど減点なんて無いに越したことはない。
また、いくら面白かろうとプレイアビリティが低くて、
そこまで辿り着けないというのもある。
クリックの反応が面白くても、クリックしても反応しないなら意味が無いとか。
すごいシステムを作ったぞ!で、済ませるのではなく、
そのシステムをユーザーが活用して楽しませるには
どうするか、まで視線を合わせられれば最高だ。
まぁ、それが出来れば苦労しないんだけどね。。。
こんな感じで状況によって様々な事象が発生し、
そもそもプレイアビリティという言葉自体、
快適性、難易度、システム設定など、
多岐に渡ってキリないので、この辺で止める。
こういう快適性はパンさんが上手かったりするのだけど、
今確認したらあんまり創作論で触れられてはいなかった。
切なす。(´・ω・)