……
これで宜しいでしょうかと言ってもいいですが、
もうちょっと話すよ。
1. 基準値を決めよう。
このキャラを基準に上下〜でもいいけど、
基本は数値で決めておいた方がいいかな?
簡単に言うと、例えば格闘射撃において、
〜129:モブ、130〜139:二軍、140〜149:一軍、150〜159:エース、160〜:達人、ボス級
こんな感じでバラバラと決めていく。
回避、命中、技量、反応も似たような感じで決めていくが、
格闘射撃と用途や計算が違うので、その辺考えながら適当に決める。
上のは例なので、自分にあったバランスで決めるといいと思う。
2. 数値の幅は大きく。
先ほどの格闘射撃を例にとってみる。
例えば、アビリティの内容が
「ENと自分の行動を消費して、3ターン格闘射撃を+5する」
というものだとする。
効果を見て「ああ、普通じゃないか?」と思った君は騙されている。
格射+5程度なんて実際には「ないよりマシ」程度の効果でしかない。
さて、この効果が如何ほどのものだろうか。
計算式から考えると、格闘射撃のダメージの増加分は、
気力100の場合、1上がるごとに各武装攻撃力/100だけ威力が増加する。
つまり威力が1000なら、
ダメージが50アップ。
2000にもなれば、
ダメージが100アップするのだ!
……つ、使えねぇ!!
いや、待ってくれ。
気力分も増加すると考えると、150で1.5倍……
つまり、最終的なダメージはっ!
威力が1000なら、
ダメージが75アップ。
2000にもなれば、
ダメージが150アップするのだ!
やっぱり使えねぇよこれ!!
考え方を変えると+5はレベル差が5あるという感じである。
確かにレベル5は高いように見える。
しかし、レベル5程度なら、敵で出ても勝てそうだし、
味方でも十二分に追いつけるレベルでもあろう。
少なくとも二軍が一軍相手に5レベル程度の差で勝てるとは思えない。
じゃあ実際にどの程度か……というのは、各人で調整すればいいだろう。
ただ少なくとも一般で言われてる「強すぎ弱すぎ」なんてものは
いかに当てにならないか分かるだろう。
後は細かく解説していこう。
・格闘、射撃
各キャラの攻撃力に影響する。
レベルアップで共に+1。
ちなみに1上がると、単純計算で各武装攻撃力/100だけ
威力が増加するのは述べたとおり。
主人公やヒロイン、ライバルなんかを決める時は、
+1〜2の微差の差をつける人も結構いると思うが、
それは
殆ど意味無いよという点に注意したい。
・回避、命中
回避率、命中率に影響する。
レベルアップで共に+2。
他パラメータより、伸び率が高いので、
一般的には他パラメータの数値より高く設定される。
ただし、伸び率が高いといっても、
+2で1%上昇には注意。
実数値は敵との相対評価なので、2%上昇ということになるのだろうが。
これも+1〜2程度では殆ど意味が無い。
差をつける場合は2倍のスケールで考えてもいいかもしれない。
よくデータには後述する反応とプラスされて
数値として出されることが多いが、反応とは計算値違うのに、
普通に足されることも多くて正直よく分からんです。
計算方法が数種類あるから参考にもならない。
・技量
クリティカルに影響。
レベルアップで+1。
+1でCT1%上昇。
実数値は技量値の差で計算する上にザコ相手には+30%されるので
もうちょっと高くなる。
先程まで書いた数値と違って、こちらは上げすぎると危険。
割と軽視されがちではあるが、これが高いと、
想像よりダメージを叩き出していることもある。
ただ計算が楽なので、決めるのは簡単かもしれない。
・反応
回避率、命中率に影響する。
オプション次第で2回行動にも影響。
レベルアップで+1。
技量よりも調整すべき点がこれ。
なにしろ、反応が+1されると、
命中率、回避率が+1%上昇するのだ。
つまり……
「反応+1=命中+2、回避+2」
こういうことになる。
にも関わらず、あまり重要視されないのはどういうことか。
例えば某学園において、140〜150台が普通の人もいれば、
160台が基本ですから!という人もいる。
計算すれば分かるが、命中率、回避率が20〜30%変わる、といえば、
どれだけデータ感による格差が出来てるか分かるだろう。
先に言っておくと、某キャラは反応171もあるけど、それに言及するくらいなら、
データテストでも使って詳細データを取ってから文句言ってちょうだいな。
さて、こうして長々書いてみたが、
みんなの思うところは1つだろう。
強化するならユニットだ。
……と。
実際、パイロットの能力はほぼどんぐりの背比べ状態でもある。
東方不敗並の超級データやオルク並の底辺データしか頭に残らないのは、
それだけ差が無いから、とも言えなくも無い。
でも折角、自分が作るのだから、拘りたいのがまた人情。
だったら差をつけるには、これだけやらないと駄目だよ、という話でした。
拘るのなら意味無いというのは勿体無いよね!
という感じで、これで宜しいでしょうか。
……と、言いたいところだけど、
本来はSPやユニットの武装、アビリティ、敵とのステータス差があるから、
全然宜しくないんだけどな!
パイロットの数値でこれだけ書けてしまうのだ。
全部ひっくるめて言及するデータについて語る人に求められる知識が
如何にレベル高い要求をするか……というのは少し考えれば分かろうものだ。
逆に言うと、少しこういうのを知っていると、「こいつ適当に言ってるな」
「動かし方わかってねー」「何を持って宜しいとか言ってるの?」とか分かるし、
逆に上手い人は「この人分かってる!」「なるほど、そういう使い方もあるのか!」など、
データ1つで思わせることが出来たりするかもしれないですね。